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再構築担当より警告。

20世紀的以降の戦闘に近い表現が含まれます。

当コンテンツの全ては現地球に於けるものではなく、

また政治的、軍事的な意図をもつものではありません。

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RePort.NO.2-03

応答番号:2023-04XX

種別:レポート NO.M-03
 

観測-19XX.02
出力-2023.04
-■■■■■■内のレコードを参照、復元します

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(無線)

 

Chironex「"……――ロン!!アーロン!!!応答しろ!!"」

(緊急無線のノイズ)

Chironex「"襲撃だ、数人負傷した、戻ッてくれ!"」
Aaron  「<こちらアーロン、了解した。すぐ行く。

      無事か?キロネクス>」
Chironex「"心配はいらねェ。俺ァ掠り傷で済んでる。多分、相手に先手を打たれた。

      ヤーゼンが対処に行ったから問題ねェと思うが、JJの手当てが――、"」

(息が詰まる微かな空気の歪み)

Chironex「"――……、まて、エンスがいない!!"」
Aaron  「
<エンス?>」

Chironex「"俺がこの間拾ッたヤツだ!!"」

Aaron  「<ああ。その拠点に来てからは、いつもロフトで寝ていたな>」

(無線機が雑に床に落ちる音。ノイズが途絶える。足音が駆ける)

Chironex「エンス!!エンスどこだ!?エ――」

(叫んだ声を飲み込む漏れた息。悲鳴のように名前を呼ぶ声が響く)

Chironex「エンス!!!!!!」

(何かを探るような、揺するような物音。声は絶えず呼びかけているが応答はない。

 咳を交えながら段々上ずって金切り声のようになっていく)

Aaron「キロネクス」

先程まで無線越しに聞こえていた中性的な声が、場を裂くように響く)

Chironex「アーロン、エンス、エンスが、あ、あああ」
Aaron  「ああ、これでは助からないな。残念だった」

(が、と何かを蹴り上げた後、からからと物が散らかる。布が擦れる音、掴みかかる熱気の流れ)

 

Chironex「残念だッたじゃァねェだろ!!なんとか、なんとかしねェと、こんな……!!」
Aaron  「…」
Chironex「兄貴と妹に会わせてやるッて約束したんだ、俺は、俺は……!!!」

(かつ、と一つ足音。遠くで追加の爆音)

Aaron  「ふむ。まあ、助けてやれなくもない」
Chironex「……、え?」
Aaron  「だが、キロネクス」

(さわり、しゃわり、と重なった布がいくつか触れ合い木片と瓦礫を撫でる)

Aaron  「お前が差し出すもの次第だよ

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